葉酸サプリ原料成分辞典
葉酸サプリに使われている原料や成分、栄養素、添加物、美容成分や野菜などについて解説しています。
葉酸サプリ選びの参考にどうぞ。
あ行
あ
亜鉛
タンパク質やDNAを合成するのに使われるため、妊婦や授乳婦には必要な栄養素。
不足しすぎると胎児の成長に影響が出るので、上限値を超えない範囲で摂取したいミネラル。
妊婦の推奨量は10mg、耐用上限量は35mg。
青ピーマン
βカロテンやビタミンB、C、E、D、P、鉄やカルシウムなどのミネラルが豊富な野菜。
アスパラガス
アスパラギン酸というアミノ酸が多く含まれている野菜。
アスパラギン酸に疲労回復の効果があるとされる。
ほか葉酸やビタミンB群、高血圧予防に効果があるとされる色素のルチンが含まれる。
い
イチゴ種子
イチゴの外側のツブツブの部分。
実際には「痩果」だが、種子という言い方が定着している。
保湿やポリフェノールによる美容・健康効果が期待されている。
う
馬プラセンタ
豚プラセンタよりアレルギーのリスクが低く、高級品。
アミノ酸が豊富。
→プラセンタ
え
HPC
ヒドロキシプロピルセルロースの略。
コーティングや結合剤として医薬品によく使われる。
ほとんど体内に吸収されないため、安全性は高い。
お
大葉末
大葉・青じそを粉末にしたもの。
ビタミン、ミネラルやカロテン、免疫を高めるαリノレン酸などを豊富に含む。
大麦若葉末
大麦の若葉を粉末にしたもの。青汁によく使われる。葉緑素やビタミン、ミネラルが豊富。
か行
か
貝殻未焼成カルシウム
ホタテなどの貝殻を、洗浄殺菌・乾燥などの工程を経て粉末にしたもの。
天然原料のカルシウム。
未焼成というのは、高温で焼いてはいないということ。
→カルシウム
貝カルシウム
貝の化石を風化させて取ったカルシウム。
→カルシウム
カテキン
緑茶などに含まれるポリフェノール。体脂肪の蓄積を抑えたり、抗酸化作用や血圧上昇を抑えるなど、さまざまな効果で知られる。
かぼちゃ(南瓜)
βカロチンやビタミンB、C、E、カルシウムや鉄をバランスよく含む野菜。
カルシウム
骨や歯を作る。日本人は慢性的に不足しがち。
不足すると骨から血液中に溶け出て使われる。
これが続くと骨粗しょう症になりやすくなる。
不足はイライラや動脈硬化の原因にもなる。
カルシウムとマグネシウムを2対1の割合で取るといいとされている。
ビタミンDや、牛乳に含まれるカゼインホスホペプチドと一緒に取ると吸収がよくなる。
推奨量650mg、耐用上限量は2500mg。
平均摂取量は441mgで、日本人では足りていない人が多い。
推奨量から見て不足する、残り209mg程度をサプリで取りたいところ。
還元麦芽糖水飴
「マルチトール」の水飴状のもの。
→マルチトール
還元パラチノース
カロリーが砂糖の半分で、虫歯になりにくい人工甘味料。
大量に取るとお腹がゆるくなることがある。
チュアブルの錠剤の味を調えるのによく使われる。
安全性は高い。
き
キャベツ
ビタミンCやK、Uが豊富。カルシウムやマグネシウム、食物繊維などもバランスよく含まれる野菜。
く
クエン酸
体内でエネルギーを生む代謝に使われる。
疲労物質の乳酸を分解するので、疲労回復に使われる。
ミネラルとくっついて、ミネラルの吸収をよくする働きもある。
ビタミンB群と一緒に取ると、エネルギー代謝が促進されるので効率的。
酢やかんきつ類に含まれる。
クエン酸鉄ナトリウム
鉄剤としてよく使われる、クエン酸との化合物。
ビタミンCと一緒に取ると鉄の吸収がよくなる。
桑の葉
葉に含まれるデオキシノジリマイシンに、糖分の吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにする作用あり。青汁に配合されたり、ダイエット茶として使われる。
け
ケール
青汁の原料によく使われる。キャベツやブロッコリーの原種。
βカロチンやルテイン、ビタミン、カルシウム、食物繊維などを含み、緑黄色野菜の王様と呼ばれる。
こ
硬化油
植物油に水素を反応させて、酸化しにくくしたもの。
完全硬化油と部分硬化油がある。
部分硬化油には、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸が含まれる。
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やす働きから、アメリカなどで規制が始まっている。
完全硬化油なら、トランス脂肪酸はすべて水素と反応して別物に変化するので含まれない。
健康上の安全性は完全硬化油が高い。
酵母・乾燥酵母
食品。イースト菌としてふくらし粉に使われたり、発酵食品を作るのに使われたりと、古くから有用菌として食生活の中で使われてきた。
葉酸サプリでは、葉酸やミネラルなどを菌内に取り込ませて培養させる方法がよく使われる。
コラーゲン
細胞同士を結び付ける。
骨や軟骨の形成、血管の維持、肌の弾力性を保つ。
コラーゲンの生成を助けるビタミンCと一緒に摂取するのがおすすめ。
コリン
ビタミン様物質。水溶性。体内で、「アセチルコリン」や「レシチン」の材料となる。
アセチルコリンは血管を広げて血圧を下げる。レシチンはアセチルコリンの材料にもなり、動脈硬化を防ぐ。
また、アセチルコリンは神経伝達物質でもあるので、脳の情報伝達に欠かせない。
アメリカでは必須の栄養素に指定されている。妊娠・授乳期に積極的に摂りたい栄養素。
さ行
さ
さつまいも
ビタミンCや食物繊維を多く含む野菜。
ザクロ果汁
1990〜2000年頃、ザクロに女性ホルモンのエストロゲンの作用をする成分が含まれていると話題になった。
が、国民生活センターの調査で、含まれていないことがわかっている。
参考:国民生活センター「エストロゲンは本当に含まれているの?ザクロを使った健康志向食品」
エストロゲンが含まれていないので、妊娠中に取ってもホルモンが乱れることはない。
果実や果汁については、妊娠中も普通の食事の範囲なら問題ないとされている。
ビタミンやミネラル、カリウム、クエン酸、ポリフェノールなどを含む。
酸化マグネシウム
妊婦にも安全性の高い成分で、大腸の水分を調整する働きがある。
主に便秘薬などに配合されている。
マグネシウムは、カルシウムの半分は摂取するのが理想とされる。
マグネシウムは体内のほとんどの代謝などに関わるため、必ず必要な栄養素。
マグネシウムの1日の推奨量は20代で270mg、30〜40代で290mg。
食品以外からの上限量は350mg。
し
シェラック
カイガラムシから取れる成分。コーティング剤として使われる。安全性は高い。
生姜
薬味に使われる野菜。
つわりを抑える効果があるため、古くから用いられる。
これは吐き気を引き起こすセロトニンの効果を、生姜に含まれる「ジンゲロール」が抑えるから。
ただし刺激があるため、妊婦は、普通の食事の範囲を超えて大量には取らないようにとされている。
普通の食事に含まれるような範囲内なら問題なし。
食用油脂
食用の油の総称。植物油やラード、バターやマーガリンなど。
成分名に書いてある場合は、その中のどれかまたは混合。
す
ステアリン酸Ca
乳化剤(脂溶性の成分と水溶性の成分の分離を防ぐ)やコーティング剤、錠剤の形成剤などとして使われる。
体内でほとんど分解吸収されず、毒性なども特になし。
安全性の高い添加物。
酢もろみ
黒酢などの酢を熟成させる過程で生み出される沈殿物。
酢のクエン酸が疲労回復に役立つほか、アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富。
アミノ酸とビタミンCから体内でコラーゲンが作られるため、美容成分としても注目されている。
せ
ゼラチン
コラーゲンに熱を加えて抽出したもの。
ゲル化剤として使われる。
セルロース
植物の細胞壁を作る多糖類。食物繊維の一部。
野菜などに普通に含まれるもので、安全性は高い。
セレン
必須微量元素。酵素として働く。抗酸化作用がある。
精子の精製にも関わるので、妊活サプリにも入っていることがある。
推奨量は25μg、妊婦は30μg、授乳婦は45μg。
平均摂取量は100μgとされる。
耐用上限量は20代女性で330μg、30代以上で350μg。
耐用上限量を超えて摂取し続ける場合、動物実験ではよくない結果が出ている。
普通の食事の範囲なら安全。
耐用上限量を超える食事というのは、ウニ150gを毎日食べるとか、しらす干しを毎日157g(大人の手のひら山盛り三杯分)食べるなど。
セロリ
「セロリの種(セロリシード)」と、種から取った「セロリ油」には、子宮収縮の作用がある。
セロリの葉は、普通の食事の範囲なら安全。
サプリに野菜として加えられる場合、普通はセロリの葉なので特に危険はない。
そ
増粘多糖類
粘り気を増すために使われる多糖類。いろいろな種類がある。
ほとんどは安全性が高いが、中には注意が必要な種類もあるので、使われている増粘多糖類の種類ごとに調べる必要あり。
た行
た
大根葉
大根の葉。ビタミンCやE、カリウム、カルシウム、βカロテンを多く含む緑黄色野菜。
玉ねぎ
根野菜。オリゴ糖などが含まれている。
涙を出させる成分(硫化アリル)はビタミンB1の吸収を促す。
ち
チンゲン菜
緑黄色野菜。βカロテンやビタミンC、カリウム、カルシウムを豊富に含む。
つ
燕の巣
燕窩(えんか)とも書く。
母乳に含まれ、初乳に特に多いシアル酸が含まれている。
シアル酸は脳神経系の発達や、免疫に関与するとされている。
て
デキストリン
デンプンを分解して得られる炭水化物。
澱粉
でんぷん。炭水化物。植物の根や種、球根などに多く含まれる。
と
銅
赤血球のヘモグロビンと鉄を結びつける作用があるので、貧血予防や改善に必要。
妊婦の推奨量0.9mg、耐用上限量10mg。
トウモロコシたん白
トウモロコシから取ったタンパク質。コーティングに使われる。普通にトウモロコシに含まれているもので、安全性は高い。
トマト
緑黄色野菜。βカロテンやリコピンを含む。
リコピンには活性酸素を減らす効果がある。
トランス脂肪酸
マーガリンやショートニングなど、部分硬化油に多く含まれる。
大量に摂取すると悪玉コレステロールを増加させ、心臓疾患のリスクを高めるということで、各国で規制が始まっている。
完全硬化油には含まれない。
ドロマイト
サンゴが化石化した生き物由来の鉱物。
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富で、栄養を補うために食品に添加される。
自然状態では場合によって、重金属や水銀、鉛などの混入も考えられるので、混入していないかの検査は必要。
当サイトでは、葉酸サプリにドロマイトが含まれる場合は、検査で「検出なし」とされたものを使っている場合だけ取り上げている。
な行
な
ナイアシン
ビタミンB群の一つ。エネルギーを作り出すのに重要な補酵素。
推奨量は20代は11mg、30代以上は12mg。
耐用上限量は250mg。
ナンノクロロプシス
海を漂う藻類。海のクロレラとも呼ばれる。
EPAやパルミトレイン酸(保湿成分、血管の補強)が豊富。
に
人参
βカロテンやカリウムが多い緑黄色野菜。
苦瓜
=ゴーヤ。
ビタミンCが豊富でカリウムも多い緑黄色野菜。
苦み成分の「モモルデシン」には、胃腸の粘膜を保護する効果がある。
乳酸菌
善玉菌。腸内環境をよくする。ほか、免疫力をつけたり、歯周病の抑制効果などが最近知られてきている。
乳糖(ラクトース)
牛乳や母乳にも含まれている糖。
体内のビフィズス菌などのエサとなって善玉菌を増やす働きもある。
乳糖不耐症の方は下痢などに注意。
の
野沢菜
ビタミンCとβカロテンに恵まれた緑黄色野菜。